京畿
ソウル特別市 江南区 駅三洞 Seoul, Gangnam-gu, Yeoksam-dong
 | | 青銅器時代前期前半 駅三洞式土器 とも称される (口脣刻目+孔列紋)土器 口縁下に円紋を連続して刻む 円紋には貫通・非貫通のものがあり 貫通孔を開けた方向により[孔列紋] ・[突瘤紋]の別 朝鮮半島では 【独楽形土器】(コマ形土器・角形土器) 主分布地である平安南道と黄海道を除く全地域で出土 口脣刻目孔列紋土器 だけが出土する文化類型を 駅三洞青銅器時代住居址 列島では縄紋晩期の黒川式土器と共伴
【孔列紋】は 青銅器時代前期後半の【欣岩里類型】に継承される | |  |
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ソウル特別市松坡区可楽洞 Seoul, Songpa-gu, Garak-dong  |  |
| 青銅器時代前期を代表する無紋土器形式のうちの一つの | | | 可楽洞式土器 は (가락동식토기) |
重口縁 |
に |
+ 短斜線紋 |
を刻むものを中心に |
重口縁 |
+ 口脣刻目 |
+ 短斜線紋 |
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重口縁 |
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+ 鋸歯紋 |
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重口縁 |
+ 口脣刻目 |
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重口縁 |
+ 口脣刻目 |
+ 鋸歯紋 |
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重口縁 |
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短斜線紋 |
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口脣刻目 |
+ 短斜線紋 |
土器などを含む |
| 口縁部処理は大同江流域の [独楽型土器] コマ型土器 [角形土器 or, 新興洞式土器]に類似するも 底部が狭い独楽型土器とは全体的な外観が多少異なり 重口部 短斜線紋 が断続的であることも異なっている 形態的類似性を根拠に大同江流域のコマ型土器をルーツとし 独楽形土器の漢江形式とされてきたが 近年は鴨緑江・清川江流域の関与も指摘される傾向にあるようだ → 美松里型土器 |
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【欣岩里類型】 (흔암리 유형)
の遺跡としては
여주 흔암리 유적 |
驪州 欣岩里遺跡 |
ふぁんあむり |
京畿道 驪州市 占東面 欣岩里 |
37.239231,127.685610 |
하남 미사리 유적 |
河南 I沙里遺跡 |
みさり |
京畿道 河南市 I沙洞 557 |
37.577607,127.202921 |
속초 조양동 유적 |
束草 朝陽洞遺跡 |
ちょやんどん |
江原道 束草市 朝陽洞 山142-8 |
38.188249,128.591078 |
강릉 방내리 유적 |
江陵 坊内里遺跡 |
ぱんねり |
江原道 江陵市 連谷面 坊内里 |
37.862829,128.829704 |
천안 백석동 유적 |
天安 白石洞遺跡 |
ぺっそっとん |
忠清南道 天安市 西北区 白石洞 |
36.820614,127.114599 |
보령 관산리 유적 |
保寧 館山里遺跡 |
くぁんさんり |
忠清南道 保寧市 周浦面 館山里 |
36.400978,126.576707 |
남원 고죽동 유적 |
南原 高竹洞遺跡 |
こじゅっとん |
全羅北道 南原市 高竹洞 |
35.439725,127.405929 |
경주 월산리 유적 |
慶州 月山里遺跡 |
うぉるさんり |
慶尚北道 慶州市 内南面 月山里 |
35.731077,129.192524 |
산청 사월리 유적 |
山清 沙月里遺跡 |
さうぉるり |
慶尚南道 山清郡 丹城面 沙月里 105-1 |
35.289965,127.957921 |
제주 상모리 유적 |
済州 上摹里遺跡 |
さんもり |
済州 西帰浦市 大静邑 上摹里 |
33.215006,126.271030 |
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忠清北道
忠清南道
素素里と同様に
+ガラス管玉 は 鉛バリウムガラス だと
鉛バリウムガラス は 漢代になって持ち込まれたものだと
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合松里 長頸壺
【松菊里類型遺跡】 송국리 유형 유적 |
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부여 송국리
유적 |
扶余松菊里遺跡 |
ぷよそんぐくっり |
忠清南道 扶余郡 草村面 松菊里 |
松菊里型住居
+
松菊里型土器 |
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광주 송암동
유적 |
光州松岩洞遺跡 |
くぁんじゅ そんあむどん |
光州広域市 南区 松荷洞 松岩路 |
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영암 장천리
유적 |
霊岩長川里遺跡 |
よんあむ ちゃんちょんに |
全羅南道 霊岩郡 西湖面 長川里 |
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거창 대야리
유적 |
居昌大也里遺跡 |
こちゃん てやり |
慶尚南道 居昌郡 南下面 大也里 |
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광주 신창동
유적 |
光州新昌洞遺跡 |
くぁんじゅ しんちゃんどん |
光州広域市 光山区 新昌洞 |
西暦紀元
前後まで |
순천 연향동
대석 유적 |
順天蓮香洞遺跡 |
すんちょん よにゃんどん |
全羅南道 順天市 蓮香洞 |
제주 삼양동
유적 |
済州三陽洞遺跡 |
ちぇじゅ さみゃんどん |
済州特別自治道 済州市 三陽洞 |
【休岩里型遺跡】 松菊里型住居を含む遺跡 |
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서산 휴암리
유적 |
瑞山休岩里遺跡 |
そさん ひゅあむり |
忠清南道 瑞山市 海美面 休岩里 |
口脣刻目紋・孔列紋 |
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【検丹里型遺跡】 松菊里型住居を含む遺跡 |
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울주 검단리
유적 |
蔚州検丹里遺跡 |
うるちゅ こむだんり |
蔚山広域市 蔚州郡 熊村面 検丹里 |
検丹里式土器 |
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【松菊里型住居】 夜臼式土器に代表される突帯刻目紋土器を持ち込んだ突帯紋人の入植地 |
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糟屋江辻遺跡 |
かすや えつじ |
福岡県糟屋郡粕屋町大字江辻 |
突帯紋土器+環濠集落 |
弥生前期 |
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全羅北道 推定全北出土(益山)
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上雲里遺跡 | さんうんり | 全羅北道完州郡龍進邑上雲里 | Sangun-ri, Yongjin-myeon, Wanju-gun | 35.897551,127.150355 | 如意洞遺跡 | ようぃどん | 全羅北道全州市徳津区如意洞龍井町 | Yeoui-dong, Deokjin-gu, Jeonju-si | 35.851970,127.072760 | 院長洞遺跡 | うぉんじゃんどん | 全羅北道全州市徳津区 院洞+長洞 | (Won-dong+ Jang-dong), Deokjin-gu, Jeonju-si | 35.853510,127.050370 | 徳洞遺跡 | どくどん | 全羅北道完州郡伊西面葛山里 덕동제 (徳洞堤) | Galsan-ri, Iseo-myeon, Wanju-gun | 35.840600,127.044190 | 葛洞遺跡 | がるどん | 全羅北道完州郡伊西面葛山里・盤橋里 | Galsan-ri, Iseo-myeon, Wanju-gun | 35.834810,127.040590 | 新豊遺跡 | | 全羅北道全州市徳津区万成洞 | Manseong-dong, Deokjin-gu, Jeonju | 35.834920,127.074890 | 馬田遺跡 | | 全羅北道全州市完山区孝子洞3街 | -16208;4-1 Hyoja 4(sa)-dong, Wansan-gu, Jeonju | 35.828613,127.098756 | 孝子4遺跡 | | 全羅北道全州市完山区孝子洞2 727-7 | 727-7 Hyoja 4-dong, Wansan-gu, Jeonju | 35.805800,127.098390 | 孝子洞遺跡 | | 全羅北道全州市完山区孝子洞 | 完山 | Hyoja1-dong, Wansan-gu, Jeonju-si | 35.805120,127.138450 | |
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全州博物館 |
900 Hyoja4-dong, Wansan-gu, Jeonju-si |
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上林里銅剣 |
さんにむり
くむぴょんり |
全羅北道完州郡伊西面上林里(13824_4_p03)
全羅北道完州郡伊西面金坪里 ** |
Kumpyong-ri, Iseo-myeon, Wanju-gun |
35.824089,127.052540 |
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원동(院洞)ウォンドン+장동(長洞)チャンドン=완주 원장동
標高30mほどの小高い丘陵上 初期鉄器時代の土壙墓5+朝鮮時代の土壙墓24 初期鉄器時代土壙墓 +多鈕細紋鏡2+細形銅矛2+銅戈1+細形銅剣8+銅斧1+銅鉈+剣把頭飾銅器4+三角形石鏃10+管玉+丸玉 + 黒色磨研土器 3+ 円形粘土帯土器 1 1号土壙墓 木棺墓 | 丘陵頂部 初期鉄器5期 | 棺内 | 多鈕細紋鏡2(胸もと)(1点は埋葬時に破砕)+細形銅剣+剣把頭飾銅器+玉類 | 棺外 | 細形銅剣+銅鉈+銅戈+斧+矛などの青銅器 |
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全州市ウォンジャン洞遺跡の半径1q内には完州葛洞遺跡・新豊遺跡・ドク洞遺跡がある |
海抜2-30mの丘陵斜面に生活痕跡と墓所
+朝鮮時代の灰槨墓9+石棺墓34
+初期鉄器時代の土壙墓7(内木棺の痕跡のあるもの2)

+粗紋鏡1 +細紋鏡1 +銅戈1
+細形銅剣3 +剣把頭飾1 +石鏃 +銅斧2 +銅鑿1
+銅ヤリガンナ2
+ 黒色磨研長頸壺 + 円形粘土帯土器 +把手附長頸壺 +台附壺
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#5土壙墓 (粘土槨+刳抜式丸太木棺)+銅剣+銅矛+銅斧+銅鉈 |
13824_4_出雲神庭荒神谷遺跡.pdf#page=03
1975年発見 中国式銅剣A型(桃氏剣)26
全羅北道中央を東流する萬頃江の一支流が形成する
谷に面した小谷の南向斜面に立地
尾根自体は標高50m弱の微高地
地元の人が畑の苗木を掘っていて発見
出土状況 26本が鋒を東に向け東ねていたかのように
整然と東西にほぼ水平に埋められていた
国立全州博物館蔵
全榮茶「完州上林里出土中国式銅剣に関して」
『全北遺跡調査報告』 6 全州博物館 1976年
遺跡の位置図(全州市地図) 遺跡写真あり
鋳造後の研磨なし
柄部 刃部等に鋳造痕をそのまま残す
軽くペラペラで46cmの長さで重量は400g以下
実用品の半分以下で既に儀器化している
現地産との理解がなされている
ここに埋納例が既にあったと感心する向きもあるようだが
製造拠点から直接持ち出されたものが
武器としての実用性のないものが大量生産される理由が
まずは疑問とされるべきであろう
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※ |
【儀器】というのは考古学でのみ通用するローカルな学術用語である
日本国語大辞典(小学館)にも【儀器】の項目は無いし
現代中国語でも漢学でも【儀器】といえば計測器のことを謂う
この学術用語の【儀器】は【明器】などのような用例を基礎にした造語で
【新たな用途のために製造された本来の実用性を失いつつある器物】を指し示す用語としては逸品である |
ちなみに【埋納】は掘り起こして再び利用することを前提とした用語で
翻訳時には【cash】が使用されることになるが
【cash】には【埋納】が前提とするところは含まれない
掘り起こして利用したかどうか断定できない事例まで含めて【埋納】を使用することは不当である
武力抗争に臨んで価値あるものを土に埋めて隠蔽する行為を示す用語としては【退蔵】が有効か |
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全羅北道 益山市 郎山面 石泉里 甕棺は松菊里型土器に多いが,土器型式として最も古いものは益山石泉里の甕棺墓である |
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全羅南道 全羅南道咸平郡羅山面草浦里 積石木棺墓
+把頭飾付細形銅剣 2 (313, 32.7mm) +細形銅剣 2 (258, 285mm)
+中国桃氏剣 1(350mm)
+銅戈 3 (205, 260, 275mm) +細形銅矛 2 (261, 279mm)
+銅斧 1 (97mm) +銅&#-28089; 1 (76mm)
+銅鑿 2 (53, 100mm)
+竿頭鈴 2 (145, 145mm) +双頭鈴 2 (150,
159mm) +柄部銅鈴 (170mm)
+多鈕細紋鏡 3 (97φ, 156φ, 178φ) +飾玉 2 (38mm)
+砥石 2 (79, 206mm) | #c 96φ
 |  | | CT-CW CT-CU-CV
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6 |
咸平草浦里#a |
178φ |
AVb |
二鈕 |
X |
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咸平草浦里#b |
156φ |
B |
二鈕 |
X |
12 |
咸平草浦里#c |
97φ |
CV |
三鈕 |
X |
光州国立博物館 #b 153φ
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 |  |  概ねBC2世紀を前後したものとされているが と同期の多鈕紋鏡V期で さらに 新しい要素が追加発生していると考えると 貯め込んだ古式のお宝を実際に副葬した時期はADにずれ込む可能性も無しとはいえない 同種物品の多数副葬というのも興味深い |
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伝 霊岩出土鎔范一括 銅戈
和順白岩里遺跡
全羅南道 和順郡 綾州面 白岩里 |
화순군 능주면 백암리 |
Hwasun-gun, Neungju-myeon, Beakam-ri |
ファスングン ヌンジュミョン ペガムリ |
+銅剣1 +銅戈1 |
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霊岩出土銅戈鎔范 |
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