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立岩遺跡 堀田甕棺群 立岩遺跡10・28・34・35・39号甕棺墓 33.651231,130.693535 gsi wikimapia view
                                    二日市/立岩  △33MapMenu 阿那  鉄戈  図  鉄矛 中細形銅矛  貝釧

福岡県飯塚市立岩堀田嘉穂 立岩堀田遺跡 出土品 hiroshima-u
甕棺墓43+所謂前漢鏡10(すべて完形) 舶載鏡でないものが混在 furutasigaku.jp at.webry.info 銘文は『楚辞』からのもの
10号甕棺墓
侯王墓
#01四弁十二連珠紋鈕座 連弧紋銘帯鏡 日有喜銘鏡156φ 「日有喜月有富」 「意」字欠 仿製鏡 (1)
#04四弁十二連珠紋鈕座 連弧紋銘帯鏡 日有喜銘鏡182φ 「日有喜月有富」 「意」字あり 規範鏡 (2)
#05 四弁十二連珠紋鈕座 連弧紋銘帯鏡 清白銘鏡 180φ 巨エ白而事君」 #02の「美之」が「美人」に文字化け 仿製鏡 -
#02 四弁十二連珠紋鈕座 重圏文銘帯鏡 精白銘鏡 178φ 巨ク白而事君」 #06と共に整った銘文を持つ鏡 規範鏡 -
#03 四弁十二連珠紋鈕座 重圏文銘帯鏡 清白銘鏡 154φ 巨エ白而事君」 #02,#06の外圏銘から「忠」「疏」脱字
#02,#06の内圏銘の「」が文字化け
仿製鏡 (2)
#06 四弁十二連珠紋鈕座 重圏文銘帯鏡 姚皎銘鏡 159φ 「姚皎光而燿」 規範鏡 -
+砥石2 +絹 +中細形銅矛 +ヤリガンナ +鉄剣 + (成人)  
28号甕棺墓 #07 四弁十二連珠紋鈕座 重圏文銘帯鏡 昭明銘鏡 98φ 外圏銘は#02, #06の内圏銘に字数を気にせずに字を付加
「揚」「壅」脱字 内圏銘は渦紋による偽銘帯
仿製鏡 (3)
+素環頭刀子179mm +ガラス管玉 +ガラス玉 +塞杆状ガラス器
34号甕棺墓#09 - 連弧紋銘帯鏡 日光銘鏡 49φ 渦紋4 +文字8 弥生小形仿製鏡の祖 (4)
+ゴホウラ貝釧 14 +鍛造鉄戈 418mm                
35号甕棺墓 #08 四弁十二連珠紋鈕座 連弧紋銘帯鏡 清白銘鏡 181φ #5と共に「美人」化け 仿製鏡 -
+玉類30-40 +鍛造鉄戈 500mm +鉄剣 + (成人 男)
36号甕棺墓 - +素環頭刀子 250mm +ヤリガンナ +鉄矛 + (熟年 男)
39号甕棺墓 #10 重圏紋銘帯鏡 ) 単圏文銘帯鏡 久不相見銘鏡 72φ 渦紋4 +田状紋4 +「久不相見長毋相忘」 規範鏡 (5)
+鉄剣 + (熟年 男)
41号甕棺墓 - +ガラス管玉 +鉄剣       (成人)    
2号土壙墓 +鉄矛 +絹繊維


立岩遺跡10号甕棺墓

石蓋単棺甕棺墓 成人用 石蓋(1.18x0.80x0.16m)板状花崗岩 +甕棺(口684φ 胴部最大865φ 器高1170mm 75kg)
甕棺内面全体に丹の塗布 棺内副葬品 : 前漢鏡6 +絹+中細形銅矛1+鉄剣1 +ヤリガンナ1 +砥石2
 

o 列島で独自に大型化された武器型鉄器の鍛造鉄戈副葬が注目される +鉄剣
o 10号甕棺はローカルの二日市地域の道場山型とされるが 三雲王墓と同じ立岩(古)に相当
o 清白銘鏡3面を含む10号甕棺は夏華の基準でいう侯王墓
o 侯王墓の#10では中細形銅矛の副葬
o 10号甕棺は三雲王墓に続く鏡の多数副葬で それよりやや後の時期の埋葬だろう
※「35号甕棺墓から出た鏡片は三雲南小路甕棺王墓の連弧紋銘帯鏡と紋様銘文が同一」
と云っているが 稗田地蔵堂(149φ)も「美人
o 10号甕棺墓副葬鏡6面中 銘に難のある3面は華北産ではなかろう
o 三雲・稗田地蔵堂に共通の脱字・誤字のあることは前漢鏡の一部に列島産のものがあるという強力な証拠だろう
o 三雲南小路付近の工房で鋳造されたものが稗田地蔵堂や立岩に流れたものだろうか
o 立岩遺跡からのゴホウラ貝釧出土総数は83
o 甕棺墓は峠越えして二日市地域の方から石棺墓が優勢な領域に向け拡張して拡散している
o 中期前半に汲田式が嘉穂盆地に入り徐々に広がっていったと (→鎌田原弥生墳墓群)
o 立岩遺跡は甕棺墓分布域の最前線に近い位置にある


十二曜紋鈕座 -
並蒂十二連珠紋鈕座 四葉紋上に十二連珠紋
初期の四葉紋鏡であり
四葉が実は蓮の花弁であるということから左の称で呼ばれる
四葉十二連珠紋鈕座
四弁十二連珠紋鈕座

       →  昇・升 (rising sun) 三脚日足@後漢鏡
 
「三角縁神獣鏡と卑弥呼の鏡」(改)
     日本列島で出現する同型鏡は古墳出土鏡に限るものではない
三雲南小路遺跡甕棺墓例のように
北部九州で樂浪漢墓系遺物が副葬され始める弥生時代中期後半
漢式鏡が副葬され始めた当初から既に同型鏡の副葬が確認されている
歴代の王墓に副葬され続けた同型鏡は古墳に副葬される三角縁神獣鏡まで連続していく
-- 以下改なし --
重要なこととして 中国とわが国で発見された漢式鏡の間に紋様・銘文が同一の関係はない
楽浪郡とわが国の間にのみ紋様・銘文が同一の鏡がまたがって発見されている
T U V W X 不明 大型甕
合計
甕棺
合計
弥生前期 弥生中期前半 弥生中期後半 弥生後期〜
中期初頭 中期前半 中期中葉 中期後葉
伯玄社
Tb
金海
Tc
汲田
Ub
須久
Va
立岩(古)
Vb
立岩(新)
Vc
桜馬場
Wa Wb
三津
Wc
日佐原
X
0 0 0 3 13 0 2 0 0 18 42
(+0) (+9) (+0) (+12) (+3)
0 0 16 2 0

 

立岩遺跡28号甕棺墓

 
7号鏡 四弁十二連珠紋鈕座 重圏文銘帯鏡 昭明銘鏡 98φ   仿製鏡  
外圏銘は#02, #06の内圏銘に字数を気にせずに字を付加
「揚」・「壅」字脱字
内圏銘は渦紋による偽銘帯

+素環頭刀子179mm
+ガラス管玉
+ガラス玉
+ガラス塞杆 -  鉛バリウムガラス  (委奴國王叙任に連なる後漢からの招来品)
- AD1C後半以降

 

立岩遺跡34号甕棺墓   貝釧 鉄戈  図     cf.) 金海 伽耶の森3号墓 鉄戈形中細銅戈  


+ゴホウラ貝釧 14 (立岩型有鉤銅釧のモデル)

9号鏡 連弧紋銘帯鏡 日光銘鏡 49φ 渦紋4+文字8

連弧紋銘帯鏡

甕棺器高130p 甕棺胴径80p 石蓋単棺

+ 無樋鍛造鉄戈  418mm

飯塚市デジタルミュージアム > 34号甕棺の男性人骨と副葬状態 3D
 


立岩遺跡35号甕棺墓  鉄戈  図   

35号甕棺鍛造鉄戈 34号甕棺鍛造鉄戈
+ 無樋鍛造鉄戈  500mm (最大サイズの鉄戈)
+鉄剣 +玉類 +
8号鏡 四弁十二連珠紋鈕座連弧紋銘帯鏡 清白銘鏡 181φ
#5と共に「美人」化け 

  

立岩鉄矛 (36号甕棺墓 / 2号土壙墓) 鉄矛 


下伊川鉄矛 33.650325,130.654874 鉄矛 

  福岡県飯塚市伊川原ノ前
丘陵斜面に所在
弥生 - 甕棺墓地群
鉄矛出土

立岩遺跡39号甕棺墓

 
10号鏡 単圏文銘帯鏡 久不相見銘鏡
重圏(紋)銘帯鏡
72φ
渦紋4+田状紋4+「久不相見長毋相忘」 (5)
+鉄剣









: 脱字, 欠字, 故意の省略   , : 衍字, 故意の添字   誤字 : , , 美之→美人
K10 06765 #01 連弧紋銘帯鏡 156φ   日有喜月有富 樂毋事常得 美人會竽瑟侍 賈市程萬物平 老復丁死復生 醉不知醒旦星     (1)
06764 #04 連弧紋銘帯鏡 182φ   日有喜月有富 樂毋事常得意 美人會竽瑟侍 賈市程萬物平 老復丁死復生 醉不知乎醒    
01890 #05 連弧紋銘帯鏡 180φ   C白而事君 志沄驩之合明 伋玄錫而流澤 而日 而糜美人 外承驩之可兌 慕窔佻之靈景 而永思而毋絕  
01883 #02 重圏文銘帯鏡 178φ 内: 内C質以昭明 光W象日月 心忽揚而願忠 然壅塞而不泄         (2)
外: 而事君 惌而沄之弇明 伋玄錫之澤流 疏遠而日 懐糜美之窮 外承驩之可兌 思窔佻之令京 願永思而毋絕
06755 #03 重圏文銘帯鏡 154φ 内: 内C質以昭明 光W象日月 心忽揚而願 然壅塞而不泄          
外: 清白而事君 流澤 遠而日 美之 外承之可 之靈京 願永而毋絕
06756 #06 重圏文銘帯鏡 159φ 内: 内C質以照明 光W象日月 心忽揚而願忠 然壅塞而不泄          
外: 姚皎光而燿美 挾佳キ而承 懷驩察而惟豫 愛存~而不遷 得乎竝執而不衰C照折兮    
K28 06758 #07 重圏文銘帯鏡 98φ ( 渦紋による偽銘帯 ) (3)
外: 内C質以昭明 光W象日月 心忽而願忠 塞而不泄        
K34 06774 #08 連弧紋銘帯鏡 49φ   見日之光 天下大明         ( 渦紋3を挟み文字8 ) (4)
K35 06763 #09 連弧紋銘帯鏡 181φ   C白而事君 志沄之合明 伋玄錫而流澤 而日 美人 外丞可兌   而永思而毋絕  
K39 06760 #10 単圏文銘帯鏡 72φ   久不相見 長毋相        ( 渦紋4+田状紋4を挟み文字8 ) (5)
ナンバーは林裕己 鏡銘集成

洛陽焼溝漢墓・洛陽西郊漢墓での出土例からすると清白銘鏡の列島での候王墓からの威信材としての出土例はもれなくAD1世紀より後ではあろう






前漢 後漢

54年間

32年間

38年間

33年間

36年間

71年間

74年間
BC118-BC65 BC64-BC33 BC32-AD06 AD07-AD39 40-75 76-146 147-220
T U V-前期 V-後期 W X Y
四乳草葉紋鏡 2 1   1        
内行花紋星雲鏡 8 4 4          
日光銘鏡 52   9 27 13   3  
昭明銘鏡 60   10 28 16 3 3  
清白銘鏡系 3     2 1      

連弧紋日光銘鏡(連弧紋日光鏡) ⊂ 連弧紋銘帯鏡 ⊂ 連弧紋鏡
(銘帯が単圏)単圏文銘帯鏡
(図柄が重圏)重圏紋銘帯鏡
上海博物館蔵 74φ 漁隠洞 61φ 柏崎田島 69φ 南小路 K2 64φ 南小路 K2 64φ 有田遺跡群 75φ





立岩遺跡 堀田甕棺群 10号甕棺 1号連弧紋銘帯鏡(日有鏡)156φ 「日有喜月有富」 「意」字欠  仿製鏡 






 

立岩遺跡 堀田甕棺群 10号甕棺 3号重圏文銘帯鏡(清白銘鏡)154φ 「巨エ白而事君」 - 「疏」字欠 「恐」字誤植 -  仿製鏡 

清白 而 事君

流澤
遠 而 日
美 之
外 承 之 可
之 靈京
願 永 而 毋絶
            
  
清白して 君事せしも
(ふさ)がれ(おおわ)れるを
流澤(おも)い
にしてらるるを
(mimi)の(わらい)を(おも)い
(よろこ)ぶべきをにし
なる靈京
わくはえにいてゆるらんことを
 (立岩三号鏡銘文『立石遺跡』改)

は(鏡作の脱字)なるべし
は(鏡作の誤植)なるべし

【事】古假借爲【士】字
この銘でいう【事】は(事う,つかう)には非ざるか
この銘でいう【事】は すなわち【八重事代主~】の【事】なるべし
三雲井原遺跡群 南小路遺跡では「巨エ白而事君」銘鏡は1号甕棺墓に集中して副葬されている
女性墓と理解されている2号甕棺墓は「昭明銘鏡」「日光銘鏡」で独占されている
「事君」(君として事)するのは倭王(委王)その人に非ずや

連弧紋銘帯鏡(150φ) 1958出土鏡

潔清白而事君
志□以昭明
玄錫之澤
恐疏而日忘
懐美之究
而願不絶
+半球鈕
+連珠紋鈕座 (並蒂十二連珠紋鈕座)
+内向する連弧紋
+雲紋等
+篆書体の銘帯



莊蹻者 故楚莊王苗裔也
o楚王
o楚莊王 熊侶 BC613-BC591 在位23年
o莊氏
o莊蹻
o「楚鬻熊丹陽 武王
 楚國國都在楚武王時期從丹陽遷至
 

  清白銘鏡  女性墓には副葬されていないか? (連弧紋銘帯鏡重圏文銘帯鏡で巨エ白銘をもつもの)

石寨山遺跡 木棺墓 雲南昆明市滇池 連弧紋銘帯鏡 (150φ) 1958出土鏡 重圏文銘帯鏡 (162φ) 1956出土鏡 木棺墓2に各1面の清白銘鏡 (BC278-AD115)
三雲南小路遺跡 1号甕棺墓 福岡糸島市三雲 連弧紋銘帯鏡13以上 (160φ-188φ) 重圏文銘帯鏡3 (160φ,160φ,180φ) 31面中25面以上が清白銘鏡 AD1C
稗田地蔵堂遺跡 箱式石棺墓 山口下関市稗田 連弧紋銘帯鏡 (149φ)   1面の清白銘鏡 AD1C
二塚山遺跡 15号甕棺墓 佐賀神埼吉野ヶ里 連弧紋銘帯鏡 (159φ)   1面の清白銘鏡 AD1C-2C
東小田峯遺跡 10号甕棺墓 福岡朝倉郡筑前町 連弧紋銘帯鏡 (172φ)   1面の清白銘鏡 AD1C-2C
立岩堀田遺跡 10号甕棺墓 福岡飯塚市 連弧紋銘帯鏡 (180φ) 重圏文銘帯鏡 (154φ,178φ) 6面中3面が清白銘鏡 AD1C-2C
35号甕棺墓 連弧紋銘帯鏡 (181φ)
須玖岡本遺跡 D地点甕棺墓
福岡春日市 連弧紋銘帯鏡1以上 重圏文銘帯鏡5 (167φ)(167φ)(173φ) 30面中6面以上が清白銘鏡 AD2C後半
猫塚古墳 竪穴式石槨墓
香川高松市鶴市町 連弧紋銘帯鏡 (165φ) AD4C-



 

立岩焼ノ正遺跡 33.651788,130.691432 gsi wikimapia  銅戈  

福岡県飯塚市立岩焼ノ正
綾杉紋中細銅戈鋳型