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柳本天神山弥生石槨墓 大和天神山古墳 天神山古墳 34.557220,135.845917     gsi gsi(1974-78) wikimapia       △33 大和 

奈良県天理市柳本町天神 伊射奈岐神社境内


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持ち送り合掌式石槨
(2.90×1.6×高2.1m) 谷口古墳


平原鏡との共通性が顕著
  前方後円墳の景観をみせる大和天神山古墳の
頂径20mの頂部平坦面の
浅い位置に構築された 弥生木棺石槨墓
葺石・埴輪なし+前方部二重口縁壺

頂部を2m程度掘り下げて土壙(墓壙)を形成
+自然石小口積み
持ち送り合掌式竪穴式石槨(6.1×1.3m)
+粘土床
+船底形木棺(被葬者不在)
残存(2.6×0.76m) 3区画(両端から各0.6m)
+ 国産辰砂41kg 

+鉄剣4+鉄刀1+鉄鏃
+刀子+鉄鎌+ヤリガンナ+板状鉄斧(鍛造素材)

※ 後漢の帝権が図案化された超高品位な
尚方作方格規矩四神鏡 及び
長℃q孫銘雲雷紋帯内行花紋鏡
〆て10面の副葬は畿内では傍例をもたない
画紋帯神獣鏡には同行式が混じらず
吾作銘の入った楽浪鏡が流行する以前の時期
※ 三角縁神獣鏡が混じらず
三角縁神獣鏡が定型化される以前の時期
長℃q孫銘雲雷紋帯内行花紋鏡には
下池山柳本大塚の大型内行花紋鏡の祖形
に相当するものもあり
大和天神山石槨墓はこれらの墳墓に先行する
※ 被葬者を欠く
01572 0.8717, 2.1555 (XC) #01 流雲紋縁方格規矩四神鏡 尚方作 十二支 230φ 激破 □□□棗 日天□亖海 □□□□□□□ 長¢キ子
06822 0.8760, 2.1626 (XC) #09 流雲紋縁方格規矩四神鏡 尚方作 十二支 208φ   方作竟眞大□ □□仙人不知老 渴飮玉泉飢食□ □□□□□亖海 壽如金石國□保
06823 0.8647, 2.1374
0.8654, 2.1413
(▲)
(近XC)
#08 流雲紋縁方格規矩四神鏡 尚方作 十二支 203φ   方作竟眞大巧 上有仙人不知老 渴飮玉泉飢食棗 浮游天下敖亖海
  0.8624, 2.1334 (▲) #21 流雲紋縁方格規矩四神鏡 (倭製鏡) 139φ 欠損 銘なし
06840 0.8723, 2.1577 (XC) #19 鋸歯紋縁方格規矩四神鏡 尚方作 161φ   方作竟眞大巧 上有仙人不知老 渴飮□□飢食□ □由天下
01581 0.8737, 2.1596 (XC) #16 鋸歯紋縁方格規矩四神鏡 尚方作 158φ 激破 □□□竟眞大 □□□□□□□ □□□□□□□ □□□□□
06790 0.8489, 2.1045
0.8600, 2.1274
0.8607, 2.1277
0.8449, 2.0962
(6,7)
(▲)
(▲)
(6,7)
#03
#04
#17
#20
長℃q孫銘雲雷紋帯連弧紋鏡 237φ   長℃q孫 + 壽如石金佳且好兮
06796 長℃q孫銘雲雷紋帯連弧紋鏡 205φ   長℃q孫 + 壽如石金佳且好兮 鈕座の四葉が45度回転
  長℃q孫銘雲雷紋帯連弧紋鏡 195φ  
06801 長℃q孫銘凹帯連弧紋鏡 153φ 欠損 長=□
  0.8579, 2.1293
0.8599, 2.1266
0.8612, 2.1256
0.8439, 2.0993
(▲)
(▲)
(▲)
(6,7)
#02
#06
#12
#14
浮彫式 画紋帯求心式神獣鏡 4乳 129φ 欠損 銘なし
  浮彫式 画紋帯環状乳神獣鏡 8乳 139φ   日月天王
06896 浮彫式 画紋帯環状乳神獣鏡 8乳 168φ   日月天王
06920 浮彫式 画紋帯求心式神獣鏡 4乳 165φ   □作□□自□紀□人長□□□□
06851 0.8578, 2.1168 (▲) #23 浮彫式 六獣形鏡 獣帯鏡06 6乳 137φ  
□□□□□有己 龍玉・・・ (上方作系・六像式)
  0.8647, 2.1378
0.8628, 2.1346
0.8596, 2.1249
(▲)
(▲)
(▲)
#07
#13
#18
浮彫式 四獣形鏡 獣帯鏡04 4乳 134φ 欠損 銘なし
  浮彫式 四獣形鏡 獣帯鏡04 4乳 169φ   銘なし
  浮彫式 四獣形鏡 獣帯鏡04 4乳 183φ   銘なし
01583 0.8535, 2.1108 (▲) #10 浮彫式 画像鏡 神人龍虎 神獣鏡22 4乳 168φ   劉氏作明竟自有□同出丹陽□師得同合湅五金服者敬奉臣良巧刻 + 西王母+玉女
01584 0.8617, 2.1271 (▲) #11 浮彫式 画像鏡 神人龍虎 神獣鏡22 4乳 189φ 欠損 □□□□□□□上有東王□□王母□□□□□□□辟邪□□在兮
  0.8673, 2.1425 (近XC) #22 浮彫式 画像鏡 人物鳥獣紋鏡 4乳 151φ   銘なし +水鳥++鶏
  0.8580, 2.1223
0.8580, 2.1248
0.8582, 2.1235
0.8583, 2.1234
0.8583, 2.1239

0.8649, 2.1352
0.8650, 2.1363
0.8651, 2.1368
(▲)
(▲)
(▲)
(▲)
(▲)

(▲)
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(▲)
#05
#15
浮彫式 斜縁神獣鏡22
4乳 170φ   銘なし 二神は放射配置
 
浮彫式 斜縁神獣鏡22
4乳 174φ   銘なし +鹿 二神は放射配置




 
大和天神山石槨墓出土方格規矩四神鏡6面の鉛同位体比

最大径230φ(#01)の激しい破鏡の数値は
平原規範鏡(188φ #16 長℃q孫四葉鈕座雲雷紋帯八連弧紋鏡)にぴったりと重なる
6面中4面(#01, #09, #19, #16)が前漢鏡の主要分布域に収まる
2面の大型の流雲紋縁鏡(#01, #09)は
様式・銘文・銘文開始位置からしても漢代に広く流通した銅素材(前漢鏡の主要分布域)(新井XC鉛)
を用いた後漢尚方博局鏡とみるべきだろう
2面の中型の鋸歯紋縁鏡(#19, #16)(161φ, 158φ)は
銘文開始位置が時計短針位置で1時半及び6時であったり
十二支銘が紋様化していたりしていることからやや疑問は残るが金属組成は前漢鏡の主要分布域にある
203φの保存状態の良好な1面(#08)は前漢鏡の主要分布域からぎりぎり外れるポイントに位置する
様式・銘文・銘文開始位置からすると乱れの無い後漢尚方博局鏡というべきだろう
しかし(#01, #16)に見られるような激しい破鏡を免れている点からすると
激しく破鏡された舶載鏡の形状を保存する用に供されるために特鋳された忠実なコピー鏡なのかもしれない
平原1号墓の場合にも
舶載鏡らしい金属組成領域の方格規矩鏡群はとりわけ激しく破鏡されているかのように観察される
最小径139φの無銘欠損鏡(#21)は数値上は
華南の銅素材を用いた群馬北山茶臼山西古墳出土鏡(159φ)に近似している


良洞里 205φ
(近XC)