天ヶ原遺跡 / セジョウガミ遺跡 / セジョウ神遺跡
33.856167,129.709028 / 33.856556,129.707806   1970年代航空写真  色別標高図  wikimapia 中広形銅矛   壱岐

  長崎県壱岐市勝本町天ヶ原東触菖蒲坂
長崎県壱岐市勝本町天ヶ原東触菖蒲坂
銅矛出土地 包含地 <立地>砂嘴
1961年 勝本町天ヶ原海岸の護岸工事実施時にセジョウガミと呼ばれる祠の基部から
中広形銅矛  3 が出土と

岩永省三「天ヶ原遺跡出土の銅矛について」『勝本町文化財調査報告書』第4集(1985)

壱岐郡勝本町勝本 熊野神社に蔵と
「考古雑録(二)」中山平二郎『考古学雑誌』10-8 日本考古学会(1920)

LCa2/ON715/PN/ map94:15-18 <全国遺跡地図番号>6-10 33.856556,129.707806


 

原の辻遺跡 33.763466,129.748947 gsi
  多鈕鏡 細形銅剣   銅釧 棒状鉄斧   楽浪土器出土地   三角鏃    半島  壱岐


長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触
長崎県壱岐市芦辺町・石田町
原の辻遺跡発掘調査の歴史概要(pdf) 石組護岸遺構 遺物紹介

+壁を焼いた土坑石棺墓甕棺墓+動物遺存体
多鈕細紋鏡
破片 A型
+○+銅剣+銅剣細型銅剣
 
+多鈕細紋鏡+長℃q孫内行花紋鏡+獣帯鏡片「居右」+仿製鏡

 
+石製管玉+ガラス(勾玉+小玉+とんぼ玉)+人面石+筒形銅器+有鉤銅釧
+石剣把頭飾)+骨剣+木楯+短甲+鉄鏃+鉄鎌+鉄鎚+鍛造鉄斧+円環銅釧
+前漢五銖銭+青銅馬車具+銅鐸舌+青銅釦+戦国式銅剣+細形銅剣
+銅鏃+前漢時代三翼銅鏃+棹秤権(0.8759, 2.1648)+板状鉄斧
              
前漢時代三翼銅鏃 三角鏃

棹秤権
(0.8759, 2.1648)

板状鉄斧 棒状鉄斧


楽浪土器


+朝鮮系無紋土器+馬韓系土器 +楽浪土器+三韓系瓦質土器+陶質土器
+弥生土器+土師器+丹塗り土器+竜線刻土器+捕鯨線刻土器+ ト骨 +ココヤシ製笛

原の辻遺跡  棒状鉄斧 
「諸市買皆用鐵 如中國用錢」
鍛造素材の頂点に位置する
棒状の板状鉄斧

 

原の辻 朝鮮系無紋土器(粘土帯土器)+楽浪系瓦質土器+三韓系瓦質土器+朝鮮三国系陶質土器+各地の搬入土器
楽浪土器

粘土帯土器

楽浪土器

三韓系瓦質土器

 楽浪土器  花盆形土器


弥生中期後半(AD1C)〜後期(3C初頭)
 
 縄蓆紋瓦質土器   楽浪土器  出土地   楽浪土器出土地   
01. 経隈
02. 木坂00. 井出03. 三根山辺04. 大田原ヤモト 05. 瀬ノサエ
06. 観音鼻07. 小式崎08. 白蓮江浦

10. カラカミ11. 戸田*09. 原の辻

13. 深江井牟田 18. 石崎曲り田 16. 御床松原15. ウスイ14. 一の町
17. 浦志井尻 19. 潤地頭給22. 元岡・桑原 21. 大塚20. 今宿五郎江 
12. 三雲番上29. コノリ30. 吉武31. 東入部28. 雀居
23. 博多24. 比恵25. 那珂26. 高畑27. 下月隈C

32. 立明寺33. ヘボノ木34. ろくどん35. 十双

36. 鹿島海揚り 37. 山持38. 青木39. 門前池

40. 嘉門貝塚41. 荒地原42. 大久保原43. 中川原貝塚

博多湾岸における楽浪土器の出土動向について 元岡・桑原遺跡群 第46次調査(2007) (page=34)

今宿五郎江11次例は大規模調査により一度に弥生後期〜古墳前期の集落の大部分を調査したにもかかわらず
今のところ確実なものは鉢(椀)類のみのようである
元岡46次例は筒坏であるが これらのように筒坏や鉢(椀)類のような食器のみが出土する例が散見される
下月隈C遺跡も大規模調査により弥生後期〜古墳前期の集落の大半部分を発掘しているが 出土した楽浪土器はいずれも椀坏類のみである
博多や雀居のように長頸壺のみの出土の場合は評価に苦しむが
原の辻や高畑例のように筒坏が模倣対象になっていることからすれば
楽浪土器の食器(椀坏類)を当時の首長層が好んで使用したか と考えることもできる
一方 比恵・那珂では楽浪土器の器種が多様で出土の時期幅も広い
量的にはやや劣るが 糸島の諸拠点遺跡(三雲 深江井牟田 御床松原)や原の辻の様相に準じ 対外交易の拠点としてよい
椀坏類のみを出土する遺跡は 首長層の噂好により こうした対外交易拠点から二次的に楽浪土器を入手したと考えられよう
楽浪土器 : ろくろ使用・叩きによる縄蓆紋・型造り・灰色・泥質土器・滑石混和胎土                                                
BC2C末頃から・還元炎焼成の瓦質土器
四郡設置以降 漢の灰陶の陶質技術が伝わり 地元の土器に影響を与えたとされている
在地的土器製作伝統上にあるとも 燕式釜などの燕系技術の影響下に成立したともいわれる
さらに 灰陶広口短頸壺に関しては 山東地方からの交易品がベースだとの報告もある
 
   楽浪土器の成立と拡散(pdf) | 勒島貿易と原の辻貿易
対馬・壱岐・糸島・福岡などの玄界灘沿岸の交易ルート沿いの臨海域の砂丘上に主に分布
三雲・井原遺跡の周辺では 深江井牟田遺跡御床松原遺跡今宿五郎江遺跡今宿大塚遺跡
三雲地区での出土は臨海域にあたらない出土例で 吉武遺跡・東入部遺跡と共に例外的といえる
しかも特定個所での集中的出土はめずらしいのだが
三雲地区では弥生中期後半(AD1C)〜後期(2C以降)にかけて継続的に出土する
※流動性の高い海の民の砂丘上の遺跡である3世紀の西新ではすでに出土はなく
楽浪土器の出土はAD200年前後には終了するものかとみうけられる
楽浪漢墓系遺物の副葬品で溢れかえる南小路甕棺墓:[侯王墓]の存在は
この三雲地区が倭國の中心域にあったことをそれ自体が雄弁に物語るものである
1世紀に発生した三雲地区の王権は 郡を介した前漢との外交による後ろ盾を背景にして
海の民との共同体制下に交易および金属加工技術を独占下に置き
糸島・福岡圏を奴國(㚢國・女國・那國・那加・那珂)として血縁でひとつに纏め上げ
血を媒介にして九州北半の女王界を形成した
*) 楽浪系渡来人 : 「名楽浪人 東方人楽浪人其殘餘人
海の民の総元締めの首長とみたい (例えば記紀でいう「大穴牟遲~」)



 

カラカミ遺跡 33.7911,129.6967 gsi   半島MapMenu   楽浪土器出土地    高地性     壱岐


 勝本町文化財調査報告書第3集刈田院川上流 標高80m 丘陵上
イネは少なく小麦が殆ど(花粉分析)
原の辻に比し農耕的要素に乏しい
漁労・狩猟・交易に従事する集落跡
 弥生中期後葉  弥生後期後半 
環濠・高地性集落
勒島交易に代わる壱岐の交易拠点
くず銑鉄を原料とする鍛冶炉
鉄生産や干しアワビなどの交易品
+漁労関係遺物(鯨骨+獣骨+石)
+後漢鏡片+卜骨+鉄鏃
+鉄銛+鉄釣針
+鋳造鉄斧+鉄鎌+鉄鍬先
+鉄ヤリガンナ+刀子
+(ろくろ仕上げ) 楽浪土器
+三韓土器 +弥生小形仿製鏡
 
片苗湾が上流2km奥まで入込み舟が利用された

カラカミ遺跡辻屋敷貝塚 33.790433,129.697103 gsi

長崎県壱岐市勝本町立石東触字カラカミ
  弥生X期  弥生庄内式併行期 
方格規矩鏡懸垂鏡
      銘文なし1952年発掘 京大蔵 

 

 

戸田遺跡 (車出遺跡群)

戸田遺跡 (とだ) 33.761389,129.702500 (33°45'41"N, 129°42'09"E)  gsi 楽浪土器出土地    壱岐

ごうのうら-ちょう たなか-ふれ あざ-おおや
長崎県壱岐郡郷ノ浦町田中触字大谷 2002年調査 33.761389,129.702500 (33°45'41"N, 129°42'09"E)
集落 +土器(楽浪土器を含む)+石庖丁+支脚+鍛造鉄斧+貨泉
一大国西部の拠点集落

長崎県壱岐郡郷ノ浦町田中触 2001年調査 33.760556,129.700278 (33°45'38"N,129°42'01"E)

長崎県壱岐郡郷ノ浦町田中触 2000年調査 33.761389,129.704722 (33°45'41"N,129°42'17"E)

長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触 1998年調査 車出遺跡出土で報告されている 銅鏡2+貨泉1+銅鏃3 の出土地は現在の戸田遺跡領域

 

車出遺跡 33.759444,129.703889(33°45'34.0",N 129°42'14.0"E) / 33.762694,129.702167

長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触字車出
長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触
ごうのうら-ちょう たなか-ふれ
『原の辻遺跡調査事務所調査報告書8:車出遺跡』 長崎県教育委
1998年調査
旧石器/弥生/古墳/中世(細分不明)
散布地 遺物包含地

弥生時代
方格規矩鏡 107φ 破片 焦げ跡 破鏡とは考えられない
弥生小形仿製鏡 70φ 完形 鋸歯紋+二重連弧紋
+須玖II式を中心とする 弥生中期後半 の弥生土器+ 弥生後期 の弥生土器
(袋状口縁をもっ丹塗研磨壺が目立つ)
+貨泉1+銅鏃3

 

大谷遺跡 33.759444,129.703889(33°45'34.0",N 129°42'14.0"E) / 33.761861,129.703278

長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触字大谷
長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触
ごうのうら-ちょう たなか-ふれ

2001年調査
<立地>台地 墳墓+包含地+ 弥生後期 の弥生土器




 

泗川 勒島遺跡 34.9229211,128.0390024     弥生系    楽浪土器出土地      半島MapMenu  嶺南map  

 
初期鐵器時代 泗川 勒島遺跡
翻訳精度を高めてみるテスト

勒島式土器=三角形粘土帯土器
+弥生土器 + 楽浪土器  

三角形粘土帯土器 : 後期型粘土帯土器 < 粘土帯土器 << 初期鉄器時代弥生土器 楽浪土器  花盆形土器


環朝鮮海峡における粘土帯土器の実年代 李昌煕 2009 (p19)


www.heritage.go.kr 写真集

www.heritage.go.kr 泗川勒島遺蹟


釜山地域三韓時代の鉄 朴程郁
/ 環朝鮮海峡における粘土帯土器の実年代 李昌煕 2009 (p57)


粘土帯土器出土地 덧띠토기